スマートフォンの電池問題も解決か?容量1.4倍のリチウムイオン電池
充電式の電池って、容量を増やすには大きくするしか無いわけですが、大きくしないで容量だけ増やしたいわけですよ。スマートフォンとかね。
2014年7月22日 9:20
毎日充電しても1日と保たないスマートフォンやノートパソコンのバッテリー。リチウムイオン電池よりエネルギー密度が高い砂糖電池がそんな悩みが解決する時は意外と早いかもしれません。
自分も仕事でスマートフォンとMacbook Proを使っているけど、どちらもバッテリーは1日と保たないので、HyperJuiceという大容量の外部バッテリーも一緒に持ち歩いています。
まぁスマートフォンやノートパソコンのバッテリーがもっと保てば、こんなに悩むことはないんですけど。
Photo by いしだひでヲ
スマートフォンの小型化にはバッテリーの小型化は必須だ。
次のiPhoneも、薄くするためにバッテリー容量を減らすくらいバッテリーの大きさや重さがスマートフォンの大きさ・重さに影響している。
バッテリーを小さくすれば、当たり前ですが、電池容量が減るのでスマートフォンの稼働時間が短くなります。だからといってバッテリーを大きくすりゃいいってもんじゃありません。重くなりますし、大きくなるし。
同じ大きさ、重さでバッテリー容量は増やせないのだろうか…。
最近のスマートフォンは、リチウムイオン電池が使われていますが、バッテリーの量を増やすには、電池を大きくするしかありません。
ですが、リチウムイオン電池と同じ大きさ・重さで、より大きなエネルギーを供給できる、よりエネルギー密度が高い触媒の電池があれば別です。
そこで期待されているのが開発中の砂糖電池だ。
Photo by frenchbyte
Powering Phones, PCs Using Sugar – Dice Newsによると、
A new design that uses 13 enzymes that can circulate freely to get better access to sugar molecules, however, is able to store energy at a density of 596 amp-hours per kilogram – an order of magnitude higher than lithium-ion batteries, according to Y.H. Percival Zhang, who studies biological systems engineering at the College of Agriculture and Life Sciences and College of Engineering at Virginia Tech.
バージニア工科大の研究チームが開発した電池は、触媒として13種類もの酵素を使っており、それらが砂糖の分子から効率的にエネルギーを取り出すというものだそうだ。
この砂糖電池のエネルギー密度は、従来のリチウムイオン電池と比べて、一桁以上大きいそうです。
つまり同じ大きさの電池なら、10倍の容量ということですよね!
エネルギー密度が高いだけじゃないんです。
Sugar is a good fuel material because it is energy dense, easy to obtain and transport, and so simple to biodegrade that almost anything biological can eat it.
リチウムイオンには高価なプラチナが使用されているんですよね。でも砂糖電池はその名の通り砂糖が原料ですから、非常に安価なわけです。
輸送も容易で、生物学的に分解しやすい。
非常に低コストでエコってわけですね。
The design is simple and stable enough, Zhang added, to be developed within about three years into a commercially manufacturable product that could replace batteries in laptops and mobile phones.
3年後には、ノートパソコンやスマートフォンのバッテリーが、リチウムイオン電池から砂糖電池に置き換わるかもしれません。
バッテリー切れで悩まされる時代が終わりそうですね。
充電式の電池って、容量を増やすには大きくするしか無いわけですが、大きくしないで容量だけ増やしたいわけですよ。スマートフォンとかね。
自分もAndroidのXperiaを使ってるけど、バッテリーはもって1日半。通話なんてしたら1日ともたない。だが、今の10倍…ってことは10日は充電しなくて済むようになるかもしれません。
自宅のテレビのリモコンが単4電池で、しかもコンビニに単4電池が置いてない。交換するのが面倒と思ってしまう、そんな自分にとってはうれしい技術だ。
最近、電力や発電関係の記事を書いきまくってる気がするが、今回紹介するのはスゴイ大発見な気がする。まったく新しい電気の作り方が見つかったよというものです。
今や様々な製品に使われているリチウムイオン電池。携帯やノートパソコンなど、とにかく充電するタイプの製品はこの電池を使っている。その充電の時間が大幅に短縮されそうです。
電池と聞くと、電力を供給するだけの”単純”なイメージがあるが、Battheadは、その電池のイメージを払拭するくらい大幅にグレードアップして、”高機能”で”高性能”な電池が誕生しそうです。
なんでコーラで発電しようと考えたのかは・・・ソニーに聞いてみなきゃ分からないけど、別にコーラじゃなくても発電できるんでしょうね。まぁ展示会に出品する為に作られた物ですから。