遺伝子治療で視力を回復させる実験に成功
遺伝子を治療する技術ってすごいね。遺伝子治療とか、ずーっとさきの技術だと思ったが、そうでもないのかもね。
2010年11月12日 18:15
人工眼って自分が知っているのだと、物が白い点に見えて、決して僕らが観ているようなキレイな景色は観る事ができないものっていうイメージだったが、もうここまで進化しているとは正直驚いた。
テレビで初めて観た時は、腰に装着したバッテリーと、メガネに装着したカメラのケーブルを、耳の後ろにある脳に直結したプラグジャックに差し込んでいたのを覚えている。
実際に装着していた患者によると、「コーヒーカップは白い点が2つで表現されている」みたいな結構おおざっぱな映像しか見えないようだが、全盲の彼からすれば光を感じることは大きな事だったようだ。
白い点があることで、そこに何かがある、誰か居る、というのが分かる程度の技術だったのは覚えている。
今回英国王立協会紀要によって発表された論文によると、網膜色素変性という進行性の疾患によって失明した患者の視力を回復する事ができるというものだ。
この網膜色素変性という疾患で視力を失った人は世界で20万人といわれているそうだ。
Wikipediaで網膜色素変性を調べてみると、
3000~4000人に1人の割合で発症する。国内には約5万人、世界では150万人以上の患者がいると言われている。
まぁ調べ方で数字に大きな違いはあるものの、患者の数がすごい多い事は分かった。
人間は眼に入ってきた光を、あれこれして脳が映像として判断するって理科で習ったよね。
それを人工的に行うわけだ。
カメラが拾った光をプロセッサ装置を通し、電気信号に変えて人工器官へ送信し、さらに器官から視神経へそのデータを送って脳に映像を見せる
というのが仕組みで、開発段階ではメガネに装着したカメラで行なっていた物を、今回は埋め込んだよ!っていうのまたすごい。
眼のレンズである水晶体を自然に通過してきた光をとらえる。専門的には「網膜下埋め込み型」と呼ばれ、機能が失われた光受容器の代わりに、1500個の光センサーからなるマイクロチップを網膜の下に装着する方式だ。
これによって38×40ピクセルの小さな映像を脳が受信する事ができるそうだ。
もう視神経とマイクロチップを繋ぐ技術があることにも驚かされるよね。
非常に小さな世界だが、真っ暗な世界に比べたら、相当な広さだ。
暗いテーブルに置かれた明るい色のものを見つけることができ、2人は異なる格子柄のパターンを見分けることもできた。その上、1人はフォークやナイフ、果物といった物の名前を挙げて区別することができたほか、幾何学パターンを見分け、さらに15%の濃度差しかない灰色の濃淡を見分けることができた
生活する上で問題ないレベルである事が十分わかる。大きな文字を読んだり、歩く事も問題ないようです。
人間と機械を繋ぐ技術って意外とすごい早さで進化しているんだなぁと思ったニュースですね。
遺伝子を治療する技術ってすごいね。遺伝子治療とか、ずーっとさきの技術だと思ったが、そうでもないのかもね。
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