ロボット工学を応用した最新の義足!外を歩く姿も違和感はない
RIC(Rehabilitation Institute of Chicago)が研究をしているロボット工学を応用した最新の義足があまりにも自然な動きで驚かされる。
2012年11月7日 6:59
義手は形を真似ただけのものが多く、その手の形に合わせてできることが限られていたりするのが今の義手。だが、近い未来はそうじゃない。
昨日は義足の話をしたが、今日は義手の未来だ。義手のほうが少し未来を行っている気がする。
今回、紹介するのはBebionic3という義手だが、この義手を実際に使用しているNigel Ackland氏の動画を観ることができますが、これがまた昨日と変わらない表現で申し訳ないが、CGのようだ。
Luke Skywalker's robotic hand is finally a reality | DVICEにも書いてある通り、スター・ウォーズを観たことがある人ならわかるかと思うが、片腕を失って、最新のロボット技術で片腕がロボットアームになったルーク・スカイウォーカーのようで、美しさを感じる。
Bebionic3は、義手の指を動かすことができる。ただ動かせるというのではなく、思った通りに動かせるのです。
The Bebionic3 is a myoelectric prosthetic hand that uses residual neuro-muscular signals from your muscles to operate a number of precise functions.
腕の筋肉から、電気信号を読み取って指を動かしているようです。この技術はここ最近よく見られるものですが、後に掲載している動画を観ると、その性能の高さが分かるかと思います。
彼がやっていることは、義手を使わない人と何らかわりのないことを自然とやっています。
割れやすい卵だって持って割ることができます。瓶ビールを持って注いで飲める!
今までの義手では簡単じゃなかったことが、自然とできる義手。
今は取り外しできる義手だが、近い未来、失った腕の代わりに、切断面から直接電気義手を結合し、人工皮膚で覆う人工の腕、人工の手というものがでてきそうだ。
まだまだ改善点はある。
モーターの音や、もっと柔軟な動き…求めるとキリがないが、この段階でも相当なレベルだ。
こういう技術の進化を見ていると、人間の身体の動きを再現するのは非常に難しく、人間の身体はよくできているんだなと改めて感じた。
RIC(Rehabilitation Institute of Chicago)が研究をしているロボット工学を応用した最新の義足があまりにも自然な動きで驚かされる。
義足での歩行は固定された足ということもあって、やはりどこかぎこちない動きに正直見えてしまう。だが、自分の足と見分けがつかない未来の義足がもうすぐ…。