光を当てると固まる新素材!何度でも使える接着剤ができる
熱を加えて溶けるとか、冷やして固まるとかは頭で理解できるが、光を当てると固まるってなんで?すごいね。
2013年9月22日 20:03
叩いて凹ませたり、グニャッと曲げても、放っておくと元に戻るプラスチックのオモチャや、プラスチックを使った工業製品などが近々世の中に登場するかもしれません。
ターミネーター 2の敵の中で、もっとも印象的なT-1000。
ショットガンで何発も撃たれても、水銀のような物質でできているアイツは、すぐに修復して元に戻る。
Carolco Pictures / Pacific Western
そんな未来な素材に近いモノが発明されました。
Scientists create Terminator 2-like material that heals itselfによると、
Scientists at the CIDETEC Center for Electrochemical Technologies in Spain succeeded where other scientists have failed: they’ve invented a plastic polymer that will heal itself all on its own.
多くの科学者が失敗してきたこの技術を、スペインにあるCIDETEC電気化学技術センターが、自己修復するプラスチック・ポリマーを発明したそうです。
最初は、銀粒子を用いたシリコンで作っていたそうだが、素材が高価だったため、一般的なポリマー、ポリウレタンを使って開発し直したそうです。
プラスチック なんて、熱を加えりゃある程度、もとに戻るじゃん!って思うでしょ?
This reaction comes completely naturally at room temperature. In just two hours, the material can heal itself to about 97% of its original shape. Also, when stretched by hand, the material retains its strength and will not break.
このプラスチック・ポリマーは、室温で2時間放っておくと、97%元に戻るそうです。
そう、まったく外部の力を借りることなく、自然と元に戻ってしまうんです。
まぁ97%ですから、100%元に戻るように、まだまだ研究する必要はあるかもしれませんが。
さすがに最初からT-1000みたいなロボットができることはないだろうが、
For example, say a part of a factory machine breaks: instead of needing someone to repair the machine or replace a part, that part just fixes itself.
工場の機械の部品などに使ってみてはどうだろうかと。
確かに壊れても、勝手にもとに戻ってくれれば修理の手間、時間もお金も節約できますね。
例えば、オモチャとかどうですかね。
叩いたり落としたりしても、放っておけば自然と元に戻る。少しはオモチャの寿命も延びるだろうね。子どもに噛まれても、歯形も残らないし。
この技術が進めば、自己修復する金属とか出てくるだろうね。
熱を加えて溶けるとか、冷やして固まるとかは頭で理解できるが、光を当てると固まるってなんで?すごいね。
食糧問題を解決する手段や栄養面でミドリムシが注目され、地球を救うと言われたりしていましたが、冗談じゃなくて本当に地球を救うかもしれません。
今までペースメーカーなどは電池で動いてるため、定期的にペースメーカーごと交換する必要があったが、近いうち交換する必要がなくなるようになるかもしれない。
SF作品等に登場する科学的な何らかの手段により視覚的(光学的)に対象を透明化する光学迷彩技術も、この新素材メタマテリアルで実現できるかもしれない。
ついにロボットや家電製品も出血して、さらに自己修復するって機能が付くかもって話です。何に使うんだよって思うでしょ?でも理解するとよく考えられてるって思う。
ボディペイントは洗い流してしまえば二度と二度同じ物は作れない。だが最新のボディペイントは違う!ボディペイントして、不必要になったら洗い流すのではなく、脱ぐんです。