洗い流さずに脱ぐボディペイントを可能にした最先端繊維
ボディペイントは洗い流してしまえば二度と二度同じ物は作れない。だが最新のボディペイントは違う!ボディペイントして、不必要になったら洗い流すのではなく、脱ぐんです。
2011年1月11日 18:30
一時期、マンションとかで打ちっぱなしの内装で、セメント剥き出しがカッコイイって時代がありましたね。でも実際住んでみると冷たく暗ぼったくなるんですよね。でもセメントも進化しています。
イタリアの建材メーカーが新しいセメントブロックを開発して注目を浴びています。
え?透明なセメント?
最初、自分も完全に透明はないにしても同じような物を思い浮かべました。
ですが残念ながらさすがに透明ではないんです。
セメントブロックに無数の穴が空いていて、光を遮ることなく、外光を取り込むことができるというものです。
なーんだ、ただ穴が開いているだけか!って思ってしまいますが、実は大変な技術なんです。
セメントブロックは強度が売りです。
その強度がなければ意味が無いわけですが、この光を透過するセメントの「i.light」という製品は、無数の穴が開いているにも関わらず、強度は通常のブロックと変わらないってのがすごいんですわ。
本当に大丈夫なの?
実は既に上海万博のイタリアパビリオンでこのブロックが3,774個も使われていたそうです。
記事によると、節電にも大きく貢献したといいます。
この新しいセメントブロックによって、頑丈でありながら柔らかい光を放つ建物が街中で見ることができるかもしれない。
ってかよく考えたなぁと感心してしまった。
建物で光を通す建材ってガラスしか考えたことなかったけど、セメントブロックで外光を取り込むなんてすごい発想だな。
未来にはどんな建物が待っているのだろうか。
ボディペイントは洗い流してしまえば二度と二度同じ物は作れない。だが最新のボディペイントは違う!ボディペイントして、不必要になったら洗い流すのではなく、脱ぐんです。
SF作品等に登場する科学的な何らかの手段により視覚的(光学的)に対象を透明化する光学迷彩技術も、この新素材メタマテリアルで実現できるかもしれない。
熱を加えて溶けるとか、冷やして固まるとかは頭で理解できるが、光を当てると固まるってなんで?すごいね。
叩いて凹ませたり、グニャッと曲げても、放っておくと元に戻るプラスチックのオモチャや、プラスチックを使った工業製品などが近々世の中に登場するかもしれません。