携帯型のテキスト読み上げ機「Intel Reader」はすばらしい
2009年11月16日 9:02
Intelが携帯型のテキスト読み上げ機「Intel Reader」というものを発表した。視力障害者にとって非常に便利なデバイスだ。
久々にすごいものを見た気がする。パソコンがテキストを読み上げてくれる機能があるのは知っているが、パソコンが無いとだめだし、パソコンにテキストがデジタルじゃないと読み上げてはくれない。
でも、このIntel Readerはパソコンはいらないし、デジタルじゃないただの紙に書かれた文章、たとえばお店のメニューなどを読み上げてくれるすごいデバイスだ。
高解像度カメラを内蔵
どのようにお店のメニューなどのアナログの文章を読み上げるかというと、いったんデバイスに文章を読み取る必要がある。そのためにIntel Readerには高解像度のカメラが内蔵されている。カメラで読み込んだ文章をデジタル化して、Intel Readerがその文章を読み上げてくれるというものだ。
ありそうで無かったね、こんな機能。
文庫本くらいの大きさ
携帯型というけど、どれくらいなのか。Intelによると文庫本くらいのサイズだそうだ。
それくらいの大きさなら常に持ち歩いても苦にはならないだろう。
価格はパソコン並み
アメリカでしか販売されませんが、1499ドルだそうだ。早く日本語にも対応してほしいものですね。
大量のデータをキャプチャするためのオプションもあるそうで、こちらは399ドルだそうだ。
視点が違えば使い方もの変わる
このIntel Readerには、撮影機能、画像をテキストに変換する機能、テキストを読み上げる機能というように、それぞれの機能は今まで普通にあった機能だ。
撮影機能はスキャナ技術だったり、カメラ技術な訳だ。
画像からテキストを取り出す機能なんてのはスキャナに付いていたりするよね。
テキストを読み上げる機能なんて昔からあるし。
視覚障害者の立場で考えたからこそ生み出せたものですね。
すばらしい。