HIVワクチンの臨床試験は順調に進行中!エイズ予防の技術開発は着実に前進している
不治の病とされてきたHIV感染によって引き起こされるエイズですが、HIVワクチンの開発は順調に進んでいるようです。既に人の身体を使った試験が行われいます。
2012年12月16日 16:22
白血病は血液のがんと言われ、何ヶ月もの時間をかけて化学療法を行なったり、骨髄移植を受けたりと過酷な治療が続くわけだが、今回のエイズウィルス(HIV)を使った治療法が新しい道を切り開いてくれるのかもしれない。
A Breakthrough Against Leukemia Using Altered T-Cells – NYTimes.comによると、
The experiment, in April, used a disabled form of the virus that causes AIDS to reprogram Emma’s immune system genetically to kill cancer cells.
エマという少女に、エイズの原因とされるウィルスを無効化して、がん細胞と戦わせたそうだ。
The treatment very nearly killed her. But she emerged from it cancer-free, and about seven months later is still in complete remission.
この治療でエマは死にかけたが、治療から7ヶ月経ってもがんの症状は出ていないそうだ。
まだこの治療方法は完璧ではない。
To perform the treatment, doctors remove millions of the patient’s T-cells — a type of white blood cell — and insert new genes that enable the T-cells to kill cancer cells. The technique employs a disabled form of H.I.V. because it is very good at carrying genetic material into T-cells.
白血球の一種であるT細胞を取り出して、がんと戦う遺伝子を組み込んで体内に戻すのですが、その運び屋として無効化したHIVウィルスを使ったって感じかな。
She is the first child and one of the first humans ever in whom new techniques have achieved a long-sought goal — giving a patient’s own immune system the lasting ability to fight cancer.
この治療法を使って効果を発揮しているのが子どもとしてはエマが最初であって、全員に効果があるとは限らないわけです。
ただし、彼女のように白血病を沈静化させることができたってことは、有効な治療法であることは間違いないわけだ。
この治療方法をベースに研究が進めば、白血病を完治させることができるようになるかもしれない。
今後の研究成果に期待したい。
不治の病とされてきたHIV感染によって引き起こされるエイズですが、HIVワクチンの開発は順調に進んでいるようです。既に人の身体を使った試験が行われいます。
感染したら絶対治ることはない!と教えられてきたHIV感染症。今では感染しても通常の寿命を生きることが十分可能な時代にはなったとはいえ、感染させてしまう可能性があるという負の気持ちや、HIV感染者ということで避けられてしまう可能性だってある。そんなHIV感染に素晴らしい研究報告だ。