次世代宇宙航空機スカイロンは音速の5倍の速さで宇宙へ
スペースシャトルの退役が決まってから、今後の宇宙への移動手段はどうなるんだろうかと思っていたが、遂に具体的なものがでてきたね。ただ実用まで時間がかかりそうだ。
2012年12月26日 20:44
宇宙船を打ち上げるためには、燃料をたくさん積んだロケットで打ち上げ、途中で切り離し、海に着水させたりする。その回収には時間とお金がかかる。
宇宙船を打ち上げるロケットって、途中で切り離されてどうなるのかというと、海などに着水する。
もちろん、また使うので回収するのですが、それが大変なんです。
スペースシャトルを打ち上げる時に使用する固体燃料補助ロケットを回収する様子を撮影した動画をNASAが公開しているので、どれだけ大変かをまず御覧ください。
陸まで持ってくるのでもこれだけ大変なんです。この後に基地まで陸路で運ぶわけです。
これ、補助ロケットですからね。補助ロケットでこれだけ大変なんです。
ってことで、ロケットも切り離されたら自ら基地に戻ってきたら費用も時間も大幅に節約できるわけです。
そのためには、ロケットは宇宙船を打ち上げるための離陸と、切り離されて基地にちゃんと着陸できる機能が必要なわけです。
今回紹介するSpaceX社のロケット「Grasshopper」はその離着陸のテストに成功しました。
離陸して、40メートルの高さで数秒間停止し、着陸します。
Grasshopper stands 10 stories tall and consists of a Falcon 9 rocket first stage, Merlin 1D engine, four steel landing legs with hydraulic dampers, and a steel support structure.
このロケットは、民間企業初のISSドッキングに成功した貨物宇宙船Dragonを打ち上げたFalcon 9ロケットを再利用して作られた。
まだ離着陸に成功したってだけですが、このロケットが数十キロメートル上空でポイッと切り離されて、基地にちゃーんと戻ってきたらすごくないですか?
そんな事ができるようになるかもしれません。
動画をみて分かったと思いますが、発射台も無いんですよ。ってことは、広い土地さえあればロケットによる宇宙船の打ち上げが可能になるわけです。
そうなればコストを大幅に削減することができて、宇宙船の開発にコストを費やせて、開発スピードがもっと加速するかもしれませんね。
スペースシャトルの退役が決まってから、今後の宇宙への移動手段はどうなるんだろうかと思っていたが、遂に具体的なものがでてきたね。ただ実用まで時間がかかりそうだ。
もうSkylonの記事を書いてから1年半経つんですね。夢のような宇宙航空機の開発がまた一歩前進したようです!今までなかった特殊なエンジンがほぼ完成しそうです。
11月1日に打ち上げられるスペースシャトル「ディスカバリー」には、宇宙飛行士6名の他にロボットが同乗する事になっていることを知ってます?意外とあまりニュースになってないけど、たぶん打ち上げられたらニュースになるかな。
国際宇宙ステーション(ISS)は決して広くはない。広くするためには、完成した居住モジュールをロケットで運ぶしかないため、大きさに限りがある。
まだ計画段階みたいだけど、出来たら世界最高級のホテルになるだろうね。しかも7部屋しかないんだって。さらに外出ができません。は?そんなホテルがなぜ最高級になるのか。自分は・・・このホテルなら泊まってみたいです。
トータル・リコールという火星を舞台にした映画がある。一部の人間が火星に移住した世界だが、まさか映画のように火星で暮らす時代が来るとは思わなかった。
Virgin Galactic社の宇宙旅行実現が近づいてきたな。それにしてもこの宇宙船・・・宇宙航空機か、超かっこいい!Virginのロゴがまたなんとなくこの宇宙船に合ってる!SF映画とかに出てきそうだし。
民間企業が宇宙船を作り始めて間もないが、気がつけば宇宙船を作り上げ、気がつけばロケットを打ち上げ、つい最近大気圏再突入もやってのけた。NASAが数十年かけてやってきたことを、時代ってのもあるけど数年でやってしまっているスピード感はすごい。
もう宇宙観測はNASAとかがロケット飛ばして観測するような、莫大な費用をかけて行うことではなくなったんだなぁって思った。こういうお父さんを持つ子供がうらやましい。。